liveuse (liveuse) wrote,

五輪の記念コイン、持っている

知りました……」

「……そ、そうか?」

「はい! 若様、次はもっと美味しい物をご用意致します! そう、もっと、もっとです!」

 いきなり宣言したかと思うと澪は、テーブルに行って料理を食べるのかと思ったら何と逆方向に歩き出しそのままホールを出て行ってしまった。

 な、なにごと?時計 ショッピング

「やれやれ、澪め。あの様子だと、この後の報告会は無視する気じゃな。まあ奴からは食材の報告以外はツィーゲの数件があるだけ、儂も知っておるし問題は無いか」

「巴、えっと、澪は?」

「恐らくツィーゲでしょう。今、何でも珍しい料理技術を持った冒険者がいるようでして。料理を教わる代わりに色々と面倒を見ておるようです。可哀相に、澪の様子だと今夜はこれから厨房で徹夜コースでは無いかと」

 なんて、はた迷惑な。冒険者にとって料理なんて片手間の技術だろうに。まあ、澪が色々面倒を見ているということは本業でも優遇されているんだろうから、まあ気にしなくても良いか。料理に夢中なようだし、その冒険者さんに危害は加える心配は無さそうだ。

「まあ、充実しているようで、何よりか」

「寛大にして有難いお言葉。さて、若に会いたいと心待ちにしている者はそれはもう沢山おりますからな。一緒に参りますか。報告会はその後でゆるりと。あ、酒は構いませぬがほろ酔いまでで留めてください。識、お主もな」

「長い夜になりそうだね」

「私は酒は控えておきましょう。今夜の報告は以後の行動に関わりそうですから」

「識、お主真面目じゃのう。悪いとは言わんが気を張りすぎず、少しは酒も入ったくらいが良い案も出るというもの。そうだ、折を見て報告を行う若の部屋に料理も少し運ばせておきましょう。エマ、頼めるか?」

「はい。その様に致します。どなたも久しぶりに若様を見て嬉しくて堪らないようです。今日の酒量は相当なものでしょうから、きっとすぐに酔い潰れる者も……。人を集めて介抱の準備もしておきます」

 エマはきびきびと指示を出しながら人だかりの中に消えていく。あれで彼女もお酒は好きな方だ。辛い役目をやらせることになっちゃったな。後で彼女にも料理とお酒の差し入れをするように言っておこう。

 それにしても、巴の奴。ライムの時にも思ったけど、あいつ、本当に火付盗賊改みたいに振舞うね。晩酌しながら方針を決める、か。能力も肖ってくれるなら有意義な報告が聞けそうだけど……。
パネライ アンティーク
「ささ、若。エルドワから順に、もう待ちきれない様子。皆良くやってくれています、労ってやってくだされ」

「ああ、わかった」

 異存は無い。皆、本当に頑張ってくれている。あまり来てなくてもその位は十分にわかる。

 巴に言われるまでもない。僕で済むことならいっそこちらから皆がいる場所にお礼を言いに行きたい気分なんだから。

 巴と識を連れた僕は、挨拶をする為に列を作って待ってくれている住人達の所に向かった。
************************************************
アルファポリス様のファンタジー大賞に参加中。ご投票頂ける方はこちらからお願いします。


携帯から拙作を閲覧されている方で投票して下さる場合は、恐らくこちらから飛べると思います。もしできなければご一報下さいませ。


文頭の空白につきまして、ご意見を下さった皆様ありがとうございます。若干、読み易くなったというご意見が多く感じましたので、ひとまずこのままで

http://www.watchsrun.com
  • Post a new comment

    Error

    Anonymous comments are disabled in this journal

    default userpic

    Your IP address will be recorded  

  • 0 comments